ぼるs stone (仮)

ハースストーンについて思ったことを書いていきます

s34レジェンド到達ネコババアグロシャーマン

今月もなんだかんだでアグロシャーマンを使ってレジェヒットしまいました。ぼるです。*1

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(左下も隠してるのはフレからチャットが来ていたため)

 

ただアグロシャーマンといえ、先月と同じリスト使ったら芸がないので変わったリストを使うことにしました。*2

こちらです。

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ネコババ」というデッキ名から分かるようにネコババが2枚採用されているのが特徴です。

デッキリストは全く違うものになっていますが、ネコババの採用というアイディアに関してはころすけさん(@cor0suke_k)が先月レジェンド2桁に到達した際に執筆された記事から頂きました。*3

ハースストーンS33レジェンド二桁到達アグロシャーマン – cor0suke_k – Medium

ネコババの詳しい使い方等はこれを見れば分かります。

 

戦績ですがレジェンド到達まで30勝18敗。負けのうち10試合がシャーマン戦で、対シャーマン以外は全て勝ち越しor五分です。海賊ウォリ、翡翠ドル、レノロックをカモにしてました。

ミラーに弱いのかと言われるとそうではなくて、ミッドレンジ寄りのシャーマンが多く、純粋なアグロ型のこのリストだと分が悪かっただけで相手も純粋なアグロ型であれば普通に勝ち越してます。*4

 

では自分のリストの解説に移ります。

 

・デッキ構築のアプローチ

何度かネコババ入りのリストを回して思ったことが「中盤に都合の良いカードを持ってこれる」「1マナでいつ使っても良いカードだからマナ余りしにくい」の2点がネコババの強みなのかなと。

そこで自分は序盤から手札にあるカードを惜しみなく切り続け、最後に足りない分をネコババから持ってきたカードで補うようなリストを考えました。

アグロシャーマンの基本的な勝ちパターンである「序盤はミニオンで削りつつ武器で盤面を取り、中盤以降は盤面を捨てて呪文でバーストを狙う」という部分で、「序盤で削る量が少なくても中盤以降に呪文をたくさん持ってきてバーストが出せる」方向に比重を置いた形になります。

先月の爪アジュアのリストとは逆のアプローチになっていますね。

※参考

s33レジェンド2桁到達ハンマー無しアグロシャーマン リスト紹介 - ぼるs stone (仮)

 

そのため動きが制限されがちな4/7/7が入っていなかったり、ドローカードが採用されていたりします。

 

 

・各カード解説

 

・採用したカードについて

○マルグルトン

可能な限り手札を使い続けて早めに削るという方針に基づくとシャーマンのヒロパは打点に繋がりにくいので使いたくありません。ハンターやウォーロックのヒロパは打点につながる、ドローを進めて使えるカードの枚数が増えるのでこちらを取りたいところです。

マナが余ったときにとりあえず出しておくことが多いです。

ネコババからドゥームハンマーを引いた時はドルイドのヒロパが強いので頭の中に入れておくと良いと思います。

 

○溶岩の衝撃

ネコババの関係でオーバーロードがかかりやすいので軽減したかったことと、相手に直接打ち込める呪文の枚数が増やせることを評価して採用。

オーバーロードの解除以外にも序盤に盤面を有利にするために使うこともあります。大抵そういう場合はゴーレムや翡翠の爪の1マナ分が解除されるので残った1マナで何かプレイ出来ると効率的です。

 

○祖霊の知識

デッキコンセプトとしてトップからそのまま勝ちにつながるカードを引くことを重要視しているのでドローは強いです。

中盤以降に1枚引けると強いカードですが、2枚目を引いても使い道がないため1枚刺し。

 

○ライトニングストーム

ざっくり言うと「呪文ダメージ無いからポータルを2点で打てない。じゃあライトニングストームでいいじゃん。」って感じで入れました。

溶岩の衝撃があるのでマナが重くて動きにくいということも少なく、盤面を返すことに使えたりしてそこそこ便利でした。

 

ネコババ

このデッキの中核。

マナが余った時や中盤以降に使ってその場を解決出来るカードorリーサルに近づくカードを取りにいきます。

よく選択するカードとしては溶岩爆発、ライトニングボルト、ドゥームハンマー等。

ドルイドウォーロック、メイジではアースエレメンタルや4/7/7も取りに行くことがあります。

詳しい説明はころすけさんのガイド(前述)を参考にしてください。確率まで載っていて親切です。

 

・不採用or1枚刺しに減らしたカードについて

○精霊の爪

呪文ダメージ持ちのミニオンが少ないのでシナジーが活かしにくく、1枚積みにしたのですがこのカードが引けなかったがために海賊シナジーが活かしきれないこともあったので悩みの種でした。

マリガンを工夫して海賊シナジーよりトログ、ゴーレムを優先したりキープする時に2枚以上の組み合わせで決めることでなんとか解決出来たので1枚刺しのままにしました。

ネコババから持ってくる翡翠の爪やドゥームハンマーと噛み合わないというのもマイナスポイントです。

 

○メイルシュトロームのポータル

前述の通り呪文ダメージがなさすぎて2点出ないのでライトニングストームに置き換えました。

しかし海賊ウォリ相手など、1点で十分仕事が出来るマッチアップもあるので1枚入れて相手によってはキープするという使い方をしました。

 

○炎を纏う無謀のもの(4/7/7)

このリストはミニオンで削る量が少なくても後半に打点をデッキ内外から引っ張って来て勝つことが出来るので動きが制限され、尚且つアタック出来なかった場合のデメリットが大きいこのカードは不採用になりました。

ネコババから取ってくることは結構あります。

 

○アジュアドレイク

前述のころすけさんのブログにもありましたがコストが重くて遅めの展開になった時に強いカードです。

手札をガンガン切っていくスタイルのこのリストには合わないため、不採用。

 

○ドゥームハンマー

やはり手札をガンガン切っていくスタイルには合わないので不採用。

ただし、ネコババから拾ってきた時はかなり強いです。なんだかんだ試す前にレジェヒットしてしまったため、もしかするとドゥームハンマー岩穿ち採用もアリかもしれません。そのうち試します。たぶん。

 

 

・プレイングのコツ

とにかく序盤からガリガリ削りに行って、都合の悪い展開になった場合はトップから解決すりゃあいいくらいの気持ちで攻めに回ります。

トップから解決出来る可能性の高いデッキリストなのでそれを活かさない手はありません。

ただ、裏目や削る算段をつけた上でツッパリましょう。脳死プレイはよくないです。

 

・ざっくりとしたまとめ

アグロシャーマンと一口に言ってもミニオンでの打点を重視するのか、中盤以降の呪文やドゥームハンマーでの打点を重視するのかで結構リストが変わってきます。

今回は後者を選んで、その中でネコババがデッキ外から打点を拾う役目を持てるためこういうリストになりました。

まだまだ未完成なリストだと思うので色々変えてみるとまた違ったアグロシャーマンが出来上がるはずです。試してみてください。

 

 

おわり!

*1:本当はクエストミラクルの練習しつつ上げるつもりだったんですが勝率50%前半でなかなか上がり切らなかった+海賊ウォリに当たり続けてメンタルやられたので乗り換えました。後はさすがにこの時期にレジェになっておかないと月末ラダーに参戦出来ないっていう理由もあります。

*2:ブログに書く事がないとも言う。

*3:ぱぱすけさんとも呼ばれてます。センキューぱぱすけさん。

*4:ミッドとアグロの区別が付きにくいためミッド寄り、アグロ寄りという表現をしています。呪術やライトニングストーム、地底よりのものが入っているとミッド寄りな印象を受けます。

12月シーズン振り返り

新年明けましておめでとうございます。今年もぼるs stoneをよろしくお願いします。

 

さて、先月は中々実のあるシーズンになったので振り返ってみたいと思います。

 

まず使ったデッキについて。

s33レジェンド2桁到達ハンマー無しアグロシャーマン リスト紹介 - ぼるs stone (仮)

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レジェンドになった後はほとんどこれで回してました。

途中にミラクルローグの練習をしてレジェ4桁で5割キープ出来てるのを確認、海賊ウォリは当時のメタに合わなくて勝てなかったので取りやめ、レノロックは難しかったので一旦保留という形で結果アグロシャーマンにほぼ固定することになりました。

色々と練習していた間に2400位くらいまで落ちたわけですが、そこからアグロシャーマンに戻してから以前の記事で書いたように2桁タッチに成功、30日の午前1時に最高順位の34位まで到達しました。

一応このまま放置でTOP100の可能性があるかもしれないので少し様子見をしたのですが朝起きたら50半ばまで下がってたのでもう1,2勝しないと安全圏には入れなさそう、というわけで回したらまあ見事に100位圏外に飛ばされました。

以降30日、31日とラダーを回しまくって2桁と3桁と境界線を8往復くらいして、31日の12時すぎに50位台で後1回勝てば・・・ってところで負けて以降そのまま闇に飲まれて750位フィニッシュでした。

途中何度も「ここで勝てば100位フィニッシュ安全圏に入れそう」っていう試合があって、それらを全て落としたのが敗因ですね。

200位以内で2ptであれば放置で取れたとは思います。まあ挑戦した結果の失敗なので前向きに捉えることにします。

 

・アグロシャーマンのデッキリストについて

最終日のアグロシャーマンの半数以上がハンマー無し、アジュア型でした。

少なくとも12月中旬~月末までの最適なリストの1つだったのは間違いないと思います。

実際に自分と同じor1枚違いのリストで2桁フィニッシュした日本人プレイヤーも複数いますし、レジェンド上位でのマッチアップでもおそらく同じリストであろう人と何度も当たったので。

1枚違いに関しては自分も実は最終日に入れ替えたのでちょっとだけ解説します。

 

南海の甲板員を1枚に減らしてアヤ・ブラックポーを入れたリストです。

このデッキリストの強みはアグロシャーマン等、海賊シナジーを利用したデッキに対して序盤で盤面を取りやすいことで、序盤に盤面を抑えることで相手が対処出来ない4/7/7を出したり、ダメージレースを優位に進めて相手に処理を強要させることにあります。

当然ですが全く同じリストだとこの強みは無くなります。引きが良い方が盤面を取れるので。

そうするとどこで勝負が決まるかと言うと序盤に盤面を奪い合った後のミニオンの場持ちの良さになります。

お互い序盤でミニオンを残して4/7/7を通すためにリソースを切っていくため、その後に盤面を作りやすいカードが出てくると対処する札がほとんどない上に無視しようにも盤面を作られると一気に打点が出てまくられるのでどうしようもないです。

というわけで場持ちの良いミニオンを入れましょう、ってなると翡翠シナジーがあって盤面に2体出て、尚且つ断末魔でさらにミニオンが出てくるアヤになるわけです。

ケーアンでも悪くはないと思うんですがスタッツがアグロ寄りではないのでアヤの方が良いと判断しました。

さて、削るカードですが同じリスト同士の対戦であれば1ターン目の1/2/1の素出しは爪、パッチーズで処理されて明らかに弱いので甲板員です。

他に選択肢としては野獣の精霊を削るのもありますがこれはアグロ同士において致命的になりがち、爪は腐りやすいカードなので1枚にしても良いですが爪1枚にするとこのリストの強さが出なくなるので方針を貫くために爪は2枚にしておきたいです。

 

というわけで同じリスト、似たリストが増えた最終日はアヤを採用し、甲板員を1枚減らしました。

これに関しては同じ考えを持ってリストを同じように入れ替えたプレイヤーもいたみたいです。

 

・月末ラダーについて

自分は2桁を争う月末ラダーは始めてだったので新鮮でした。

何より国内、国外の有名プレイヤーと頻繁にマッチアップするのが楽しいですね。

今まで見てるだけだった世界を体験出来るというのは嬉しいことです。

次は体験するだけじゃなくて勝ちに行かないといけないんですけどね。

 

・今年の目標について

タイトルとは関係ないですが新年なので一応目標を書いておきます。

○2桁フィニッシュ

○新スタンダード環境でフリーズメイジを開発する

この2つをとりあえず上げておきます。

 

 

 

それでは。

おわり

自分のハースストーン2016年を4つのターニングポイントで振り返る

どうも。ぼるです。

今年もそろそろとは言いながらもまだ月末ラダーというビッグイベントが残っていますが、なんとなく今年の振り返りをしたいと思ったのでざっくりと書いていきます。

 

適当に振り返るのは今までも何度もやってきたので自分の中でこの1年の中にあった大きな成長ポイントをピックアップして書いていきます。

 

 

・3月末フリーズメイジで初レジェ

まずはこれ。

レジェンド到達という大きな関門を突破したことでそれ以降に「回せば自分はレジェンドになれる実力があるんだ。今負けてランクが下がっても回せば上がるんだ」という意識でラダーを回せるようになってランクが下がることへの恐怖心が無くなりました。

結局回さなければランクは上がらないので回すのを怖がらない姿勢は大切だと思います。*1

 

・6月中旬クトゥーンドルイドでレジェンド41位到達

このブログの読者が増え始めたのもこの記事を書いた時くらいからですかね。

s27レジェンド到達クトゥーンドルイド - ぼるs stone (仮)

このデッキリストは当時のメタに上手くハマっていて、それが機能している間はレジェンド帯でも勝つことが出来ました。

5月はレジェンドになった後ひたすら負け続けていたので「上手くメタにハマればレジェンド帯でも勝てるようになった」のはこの時期からかな、と思います。

7月の下旬にもチャイナテンポメイジで順位をかなり上げているのでクトゥーンドルイドを使っていた時期からその程度の実力がついたのかなと思います。

 

・9月下旬ハスゲ杯#10準優勝

8月あたりからラスカル鑑定団のメンバーが次々と結果を出していて、全く実績を出してない自分が嫌だったので9月はたくさん大会に出て結果を出そうと思っていました。

今までラダー中心だったので1デッキ使えればそれで良かったのですが、大会中心になってくると構成を変える場合も考慮して5,6デッキは使えるデッキを用意する必要がありました。

1つのデッキに特化した練習ではなくて複数のデッキをそこそこ使いこなすための練習をしていたのがこの時期です。

複数のデッキを同時に触っているとゲームプランに関する理解が深まります。

デッキごとに勝ち筋が全く違うのでそれらを意識して使い分け、逆に似通った部分を関連付けることでプレイングの視野が広がりました。

月末には賞金付きのハスゲ杯で準優勝を取ることができ、無事実績皆無勢を脱却しました。

ハスゲ杯#10 準優勝 デッキリスト等 - ぼるs stone (仮)

 

・12月中旬アグロシャーマンでレジェヒットの直前

これに関しては自分でもよくわからないんですが、突然今まで考えてもなかったプレイングを考えて答えを出せるようになりました。

具体的にはフェイスorトレードのシーンであったり、この状態だと何ターン後にリーサルになるか、それまで自分のヘルスが持つか、トレードして負けを先延ばしにして勝ち筋が消えないかどうか・・・・

打点計算で先を読む力みたいなものが身に付いた気がします。

その結果レジェヒットした後、300位~4桁で何度も上下を繰り返しつつ、直近3日間で勝率60%をキープして2桁タッチに成功しました。

アグロシャーマン以外のデッキを使っていてもそういった打点計算が見えるようになったので何かが変わったのは間違いないと思います。何がどうなったのかは分かりませんが。

s33レジェンド2桁到達ハンマー無しアグロシャーマン リスト紹介 - ぼるs stone (仮)

 

 

ざっくりですが自分の中で大きく成長した4つのポイントを振り返ってみました。

今年のブログ記事はこれがラストになります。

それではまた来年もぼるs stone、ぼるをよろしくお願いします。

*1:レジェンドの順位が下がるのは今もまだビビってます。