ぼるs stone (仮)

ハースストーンについて思ったことを書いていきます

s33レジェンド2桁到達ハンマー無しアグロシャーマン リスト紹介

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今月はさくっとレジェンドになれました。ぼるです。

 

追記:その後このリストで回し続けて12/29時点で100位以内に入りました

 

使ったデッキはアグロシャーマンで、アグロシャーマンの強いリストやそのガイド等は検索したらいくらでも出てくると思うのであまり全体像を書いても意味がないと思うので自分のリストの考え方について書いてみます。

自分が使ったリストは下の画像です。

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見て分かる通りドゥームハンマー、マルグルトン、アージェントの騎兵あたりの採用率の高いカードが入っておらず、アジュアドレイク、精霊の爪が2枚ずつ入っています。

ただ単に変なリストを作ったわけではなく、きちんと自分の中の理論に沿って作るとこうなったのでその理論を書いていきます。*1

 

 

・アグロシャーマンの基本について

大前提の部分です。

アグロシャーマンは序盤からミニオンで削り、盤面が取れなくなる中盤以降はスペルで直接ダメージを与えて残りライフを削りきるデッキです。

というのを考えると序盤に出したミニオンはフェイスに行きたい、トレードに使いたくない、さらにいえば相手が出してきたミニオンに処理されたくないからといってスペルを使うのもしたくないわけです。

ミニオンもスペルもリソースとして捨てたくない。だったらこのデッキの中で最も不必要なリソースである自分のヒーローのライフを使って処理出来れば良いわけです。要するに武器です。*2

おまけに今のアグロシャーマンは海賊シナジーを組み込んだおかげで武器の重要性が高まっていて、「とりあえず武器を装備しているだけでも打点が伸びる」シーンが多く見られます。

 

じゃあ武器をたくさん入れましょう。ここが自分のスタート地点です。

 

 

・武器について

前提条件の「序盤のボードの取り合いを武器で行う」ことを考えると武器のコストは軽くないとダメです。ドゥームハンマーは重すぎるので序盤の武器とは別枠で考えます。

翡翠の爪は翡翠シナジーとして4マナに優秀なスペルがあり、ミニオン展開も同時に出来るのでまずここは確定。

次に精霊の爪ですが海賊流行の今、3点の打点を出せなくとも1点で相手のミニオンを処理することが出来るので過去に比べ使い勝手が良くなっています。

2マナでなんか武器があった気がしますけど前者2つに比べて明らかに弱いと思ったのでさすがに外しました。

 

・呪文ダメージシナジーについて

当然ですが精霊の爪が1点でも仕事をしやすい環境でも3点に化けてくれるならそっちの方がありがたいので呪文ダメージを持つミニオンを投入したくなりますよね。

さらには海賊流行のことを考えるとメイルシュトロームのポータル2枚を入れて、あわよくば2点ダメージでちんけなバッカニーアまで巻き込みたいところです。

となるとブラッドメイジサルノスは入れない理由は無いですし、マルグルトンでヒーローパワーを変えるのはアンチシナジーになる上に対海賊において挑発トーテムが出る可能性も考えるとヒーローパワーを変えるメリットよりデメリットの方が大きいように思えます。

アジュアドレイクについては実はこのリストの原型では入っていませんでした。理由は次の項で。

 

 

・最終的に30点を削りきるためのワンプッシュ

ミニオンである程度削った後、7~8ターン目あたりまでに呪文orドゥームハンマーで30点を削りきる必要があるわけですが、ここまで来ると手札も減ってきてマナが余るor弱いプレイしか出来ないなんてことが起こります。*3

ドゥームハンマーがあればとりあえず毎ターン4点は保証されるので良いのですが、前述の通り武器を4枚も入れることを前提にデッキを組むつもりだったので武器が重なって1枚まるまる損する可能性があり、さすがにそれは致命的だと思ったのでドゥームハンマーでワンプッシュする選択は消えました。同時に岩穿ちもドゥームハンマー無しならあまり強くないカードなので不採用に決定です。

そこで最初に組んだリストでは祖霊の知識を用いてドローすることで呪文を持ってきて打点を出すことを狙ったのですが、2マナ+オーバーロード2で2枚引いてくるのと4マナ相当のスタッツを持ちつつ1枚ドローし、尚且つ呪文ダメージの付くアジュアドレイクを比較すると、ミニオンの展開が保証出来てアドバンテージ的にも同等、おまけに呪文ダメージのシナジーが付いてるアジュアドレイクの方が強いということにすぐに気がついて入れ替えました。

というわけでワンプッシュのためにミニオンを出しつつ火力を補填出来て、ついでに呪文ダメージが付いてるアジュアドレイクを採用しました。

 

 

翡翠シナジーについて

最低限の4枚セットですが、これは翡翠シナジーをおまけ程度だと思って構築しているからです。

もし翡翠シナジーで打点を出したいならアヤを入れるべきですし、呪文ダメージと武器のシナジーで序盤を優勢に進めるのとは方向性が変わってくると思います。

このリストを見て「何かを抜いてアヤ入れたいなぁ」って思った人は翡翠前提のデッキリストを見たほうがいいです。テンポメイジのリストを見てフリーズメイジに改造しようとしてるようなものなので。

 

 

ミニオンの選択について

回していた当初は4/7/7に対する回答を持ち合わせていないデッキが多く、「とりあえずぶん投げれば相手は死ぬ」みたいな状態だったので入れました。

今はローグの昏倒等、対策カードをちょいちょい見かけるので良くないかもしれません。逆にあまりそういうカードを見ないと思ったら入れ得です。

アージェントの騎兵が入っていないのはこのデッキは2マナでオーバーロードがかかることが多く、3マナで動きたいことが少ないからです。1マナのカードが多めなこともあって序盤はマナ余りが発生しにくく、オーバーロードの管理がしやすいということもあります。

 

 

・結局このリストって強いの?何がしたいの?

分かりません。まあ環境のおかげもありますがレジェンドには行けました。

強いor弱いではなく、何を目的としているかは明確です。

「序盤に出てくる相手の小型ミニオン(主に海賊)を低コストの武器で処理して自分のミニオンを守る」

「横に並んだ場合は呪文ダメージと共にポータルを使って盤面を取り返す」

「4/7/7に相手が対応出来ないなら最速で出してプレッシャーをかける」

ミニオンで少しでも多く削って最後はアジュアのドローと呪文で仕留める」

「上記の方法で4/7/7に対処出来ないデッキと海賊系アグロデッキとのミラー対決での勝率を上げる」

 

実際の戦績ですが・・・

ドラウォリ、海賊ウォリに12-5

ドラプリ、レノドラプリに6-1

レノロックに5-4

海賊ミラクルローグに7-5

アグロシャーマンミラーで8-9*4

と、アグロシャーマンとレノロックは若干やらかしてますが目的の海賊ウォリ等には十分勝てているので目的は達成されてます。*5

当然ですがターゲットにしていなかったデッキには弱く、ミッドレンジシャーマン相手には1-5とかなり絶望的な戦績です。

(12/29追記)

この戦績はレジェンド前のものです。 

レジェ後はレノロックが4/7/7へ耐性付けたリストになったこととプレイヤーの質が上がったことでレノロック相手には1-4ですがローグに18-9、シャーマンに17-7、海賊ウォリドラウォリに対して12-5です。レノメイジには勝てません。

 

・まとめ

アグロシャーマンでもリストによって色々あるので自分の考えにあったものを探してみましょう。

自分みたいに海賊狩りしたい人はこのリストも一つの選択肢だと思います。

 

 

おわり

 

 

追記

どうにも自分とほぼ同じタイミングで海外の有名プレイヤーであるLoyan選手がこのリストと1枚違い(アージェントの騎兵IN、甲板員OUT)のリストで回していたみたいです。

自分としてはアージェントの騎兵で4マナに繋げやすくすること、聖なる盾の除去耐性等よりも海賊シナジーを確実に序盤に発動させる方を選んだわけですが、コンセプトとしてはほぼ同じです。

指摘されて最初は受け流してたんですが真面目に考えると結構レアケースだなーと思ったのと、その時のプレイ動画がTwitchに残っていたので参考のため貼っておきたいと思って追記しました。

https://www.twitch.tv/loyan/v/107388615

Twitchは一定期間すると過去の配信が見れなくなるのでお早めに。

*1:このリストを作った当時は大海賊時代だったため、現在のメタとは少しずれています。注意してください。

*2:一応武器はカードを1枚使いますが大抵の場合2回以上攻撃出来るので枚数としては得してるということで。

*3:だいたい5,6ターン目くらいには盤面が不利になって、それ以降は相手側の大量のミニオンに殴られて一気に削られます。この辺で勝負がつくことが多いです。

*4:このリストにして最初の頃にボコボコにされまくっただけであって最後の方はかなり勝ち越してたので!多分最初の頃の自分がミラー下手クソだっただけだと思います。

*5:レノロック相手は負けの大半が1ターン差、勝ちの大半が圧勝だったのでもう少し回せば良くなる・・・・はずです