s34レジェンドTOP200フィニッシュ ネコババ入りアグロシャーマン
どうもぼるです。1月ラダーで一応ポイントを取ることが出来たので記事にします。
使ったデッキはネコババ入りのアグロシャーマンですが、今月レジェヒットの際に使ったネコババアグロシャーマンとは大きくリストの違う形になっています。12月に使った爪アジュア型のアグロシャーマンのリストと1枚違いでネコババが採用されています。
※参考
s34レジェンド到達ネコババアグロシャーマン - ぼるs stone (仮)
s33レジェンド2桁到達ハンマー無しアグロシャーマン リスト紹介 - ぼるs stone (仮)
・戦績
2700位からこのリストで回し始めて93勝64敗の勝率59.2%でした。
最終日の最高順位は69位です。
・ネコババを採用した理由
12月で使った爪アジュアのリストから南海の甲板員1枚を減らしてネコババにしました。
以前はアヤを入れていたのですが盤面の取り合いが勝負の鍵になるミラーゲーム以外では打点に直結しにくく、6ターン目にドロップさせないとゲームを長引かせてしまって逆転されることや、翡翠シナジーを序盤に引けていないとあまり強くないことからアヤを不採用にしました。
というわけで打点に直結する、有利な状況を維持出来るカードを探した結果、大抵の状況で(運が良ければ)仕事が出来るネコババとかいう最強のカードを見つけたので1枚入れることにしました。
2枚採用にしなかった理由ですが、アグロシャーマンは序盤に盤面を取って打点を出さないといけないのでそれを阻害するカードは出来るだけ減らしたかったことと、ネコババというカードを試合中に2枚引いて2枚取ってきたカードを2枚とも使える試合がほとんど無いので1枚で十分だと判断しました。
・ネコババは強いのかどうか
正直に言って自分でも未だに分かりません。
アグロシャーマンというデッキタイプが強すぎて1枚くらい入れ替えたところであんまり変わらない気もします。
約160試合回していますがネコババが勝利に直結した試合は10試合もありません。*3
ただし、試合のうち半分以上はネコババを引く前に勝負がついていますし、ネコババを引いても他のカードでも結果が変わらなかった試合もたくさんあるのでネコババが勝率に貢献しているかどうかで言うと他のカードと同じくらい貢献していると思います。
・ネコババの使い方
マリガンでキープはしません。
途中で引いてきてマナが余って次のターンの動きを阻害しない時や、ネコババから何か引けなければ苦しくなる時に使います。
取るべきカードはその時に一番欲しいカードを取るのが基本です。すぐに使う予定の無いカードでもゲーム展開を見越して取っておくべきだと判断して後で使うことも多くあり、先の展開を読むセンスが求められます。
無難なのは打点になる呪文やAOEですがマッチアップや状況によって優先度が大きく変わるので後述します。
・マリガン、プレイング等
自分より上手い人がいくらでも書いてるのでそれを見た方が良いです。TOP200のプレイヤーの言うことよりTOP100のプレイヤーの言うことの方が信用出来ます。当たり前ですね。
それとアグロシャーマンは知識面よりもその場でのプレイが重要視されるので経験を積み重ねるしかない部分もあります。*4
マリガンについてはトッププレイヤーでも意見が分かれるほど複雑なのでここに書いても書ききれません。
基本的なことだけ書くと1,2マナの武器とミニオンをキープして序盤にきっちりと盤面を取り、中盤以降はマッチアップや状況に応じて盤面を維持して押し切るor途中からフェイスを詰めて呪文で削りきるの2パターンです。
ネコババは盤面を取られた時に取り返すカード(精霊崩壊、ライトニングストーム、ダメージスペル各種)や、盤面を維持するために必要なミニオンや野獣の精霊といった展開するカード、フェイスを詰めて押し切る際に相手との1ターン差のダメージレースを差し切るためのヒールを取ってくることが多いです。
・マッチアップ別ガイド
ここも経験面が大きいので長くは書きませんが各マッチアップごとに注意点やネコババの使い方を書いていきます。
体感の相性(勝率)もつけておきます。
○アグロシャーマン(50%)
盤面の取り合いとライフ管理が重要です。盤面を取るために武器で7/7にアタックすることも多々あります。
ミニオンを場に残して相手が返せない状態を作るか、盤面の取り合いで減った相手のライフをそのまま詰め切るパターンがほとんどです。
ライフを詰め切るプランを取る場合、相手に盤面を譲ることになるのでネコババから精霊崩壊やライトニングストームを取ってきて相手の打点を削ぐと勝ちに近づきます。
1試合単位で見ると引きが良い方が勝つマッチアップですが、序盤から選択肢が多いので長期的に見るとプレイングが勝率に現れます。
ネコババで取りたいカード:精霊崩壊、ライトニングストーム、各種打点、翡翠の爪、ドゥームハンマー
○翡翠ミッドシャーマン(35%)
長引いてゴーレムが育つと勝てないので多少強引にでも押し付けるプレイをして詰めにいきます。
ジンユーで1回ヒールされた程度だと押し切れることが多いのですが癒しの波やブラン+ジンユーをされるとさすがに勝てません。
途中でAOEの裏目をある程度割り切って攻める必要性があります。切ってくれるのを待つ間に負けるより無いことを祈る方が良いです。
ネコババは押し切るための追加打点や盤面を取られた後に打点を引くまでの時間稼ぎとして精霊崩壊を取ってこれると良いです。ライトニングストームだとダメージ不足になりがちです。
ネコババで取りたいカード:精霊崩壊、各種打点、翡翠の爪、ドゥームハンマー
○海賊ウォーリア(65%)
長引かせたら勝てるマッチアップです。ヒロパから挑発トーテムが出るか出ないかが大きく、盤面を取れずにヘルスも守れない動きをするよりもヒロパを打った方が良いケースもあります。
一度盤面を取ってしまえば挑発で止めて、必殺の一撃のケアをしつつゆっくり削れば勝てます。
ネコババは守るためのカードを引きに行くことが多いですが、そもそも打たない試合が多いです。
ネコババで取りたいカード:ジンユー、野獣の精霊、アースエレメンタル、ライトニングストーム
○コントロールウォーリア(40%)
とにかく5ターン目までは全力で詰めにいきます。
5ターン目の乱闘を打たれた後にまともなミニオンが残っていれば次のターンから2枚以上のミニオンで攻めることが出来るのでそのまま押し切ります。
ただし報復のケアだけは忘れずに。
ネコババはとにかく詰めるためのカードを取りにいきます。
ネコババで取りたいカード:ドゥームハンマー、各種打点、祖霊の知識、4/7/7
○レノメイジ(40%)
4/7/7を出せば処理出来るカードが限られているので早めに出せばそのまま押し切れます。
レノデッキなのでレノやカザカスに限らず、対応札を相手が引けるor引けないで勝負が決まることが多いので相手が手札に手をかける動作やカーソル、プレイに注目して相手の手札を予想することが重要です。持っているかどうかが分かっていれば対処出来ることもあります。
ネコババでは相手が対処出来ない重いミニオンを取るか、火力を取って押し切るかどちらかです。
ネコババで取りたいカード:ドゥームハンマー、4/7/7、アースエレメンタル、各種打点、祖霊の知識
○レノロック(50%)
相手がアグロに寄せた構成なら不利、コントロールに寄せた構成なら有利なマッチアップです。月末はアグロ寄せが多かったので不利マッチでした。
レノメイジと同じく4ターン目の7/7が有効で、対処するとしてもブラストクリスタルポーションを打つしかないので他のミニオンの打点が通るまま相手のターンが1ターンスキップされてレノが遅れるので押し切りやすくなります。
レノメイジに比べてAOEが早いのでミニオンの出し方に気をつけながら早めに削りにいきます。
手札読みの重要性はレノメイジと同じです。
ネコババで取りたいカード:ドゥームハンマー、各種打点、祖霊の知識
○ミラクルローグ(70%)
相手のちんけなバッカニーアを処理して盤面を取りながらボコボコに殴ってたら勝てます。
横に並べて行くとアジュア+ナイフの雨以外では返せないのでそのまま押し切れます。
4/7/7は昏倒で返されますが盤面が取れているならば昏倒を打たせることで墓荒らしを4ターン目にプレイ出来なくなるので選択肢としてはアリです。
試合が長引いて殴り合いになってきたら野獣の精霊が輝きます。ネコババしましょう。
負け筋は序盤に盤面を取れずに削るのが遅くなって競売人に繋がれて回されるか、序盤に出たエドウィンorクエスト中の冒険者が育ちすぎてどうしようもないか、どちらかです。
ネコババは状況によって取りに行くカードが変わります。基本的には削りきるためのカードを引きに行くか、野獣の精霊を引きに行くかどっちかです。冷血をヘルス4のミニオンにつけて隠蔽しながら殴ってくるような時には精霊崩壊が強いです。
ネコババで取りたいカード:ドゥームハンマー、各種打点、野獣の精霊
○ドラゴンプリースト(35%)
都合良く回られるとまず勝てません。
ミニオンを放置するとバフされて一生処理され続けるのでこちらから処理をしなければならず、かと言って処理にリソースを切りすぎると削りきれずにジリ貧になります。
このマッチアップのプレイングは下手なのでお察しください。
ネコババで取りたいカード:ドゥームハンマー、各種打点、ライトニングストーム
妖獣の激昂2枚入りの対アグロのリストが主流なのもあってなかなか厳しいです。
4/7/7を早めに出せば暴れることもありますがマルチで返されることもあり、酷い時にはマルチが2枚採用されていて2枚目の4/7/7も返されます。
武器で育ってない翡翠のゴーレムを叩きつつ、ミニオンで削ります。後半は挑発が出てきてアタックが通りにくくなるので呪文で削りきります。
横展開への対処がなぎ払いだけなのでなぎ払いを打たれたら困るミニオン2枚+ヘルス2以上のミニオンの組み合わせで横展開出来るとベストです。
ネコババは序盤なら相手が処理出来ない大型ミニオン、後半なら追加打点か挑発ミニオンを処理するためのAOEかストームクラックを取りにいきたいところです。
ネコババで取りたいカード:4/7/7、アースエレメンタル、各種打点
当たった回数の少ないデッキに関しては載せてません。
だいたいこんな感じでプレイします。
・ざっくりしたまとめ
純粋なアグロシャーマンの方が強いと言われそうですが一応(2ptですが)結果が出てるのでネコババもそこそこ強いというのを証明出来たので書いてみました。
デッキ外から発見してくる強みとアグロシャーマン本来のデッキパワーを上手く合わせて戦えるとかなりの勝率が出せると思います。
ネコババは状況を読む力、今後の展開を予想する力が高ければ高いほど効果が強くなるカードなのでそういった練習にも向いています。
数ターン後にどんな状態になっていて、何が必要で、どうすれば勝てる状況なのかを予測してネコババしましょう!
おわり!
*1:画像は2/1午前0時46分のもの。1時になっても順位は変動無しでした。
*2:Other~はだいたいブン回りすぎて相手のデッキタイプが分かる前に勝負がつきました。ローグは泥棒ローグと開幕コンシしてきた謎ローグ、プリーストが沈黙プリ、ハンターがドラゴンレノハンターだったことだけは覚えてます。
*3:ここでいう勝利に直結は打点を拾ってきた、AOEを拾ってきて盤面を返した、大型ミニオンを拾ってきて相手が処理出来ない状態にして押し切った、ヒールしてリーサルから逃げて逆リーサルを決めた等を指します。とりあえず出せるミニオンを拾ってきて出したら盤面でそのまま押し切れてしまったみたいなのは含まれません。
*4:短期的に見れば引きの良さが最重要項目です。トログ、ゴーレム、爪2種、海賊を引いて好きなタイミングでスペダメトーテム出せば勝てます。
*5:自分の載せた戦績と勝利が大きく離れているのもありますがそのマッチアップのプレイングが得意であったり不得意であったり、単にそのマッチアップでやたら上振れしていたりしていただけです。対レノメイジ戦については上振れしすぎでした。