ぼるs stone (仮)

ハースストーンについて思ったことを書いていきます

レジェンド到達ミラーイメージ入り秘策メイジ

レジェヒットしたので秘策メイジについて少しだけ書きます。

 

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よく言われる自由枠のところにミラーイメージを入れたところ以外はごく普通の秘策メイジです。ミラーイメージを採用してる人が他に見なかったのでつまりはあんまり普通じゃないです。

このリストの勝率は26-9で74%だったのでまあ悪いリストじゃないと思います。ちなみに普通のリストで回したら64%くらいでした。なんでだ?

 

基本的な動き方はosuttyoさんがブログで書いてくれているので見ましょう。

toyotsu-poke.hatenablog.com

 

自分もこの記事をある程度参考にしながらプレイングを固めました。

 

 

でも最初に言います。

このデッキはテンポ放棄するテンポデッキです。

 

なんじゃその「トゲアリトゲナシトゲトゲ」みたいなやつ。って思った人いますよね。

どちらかというとネコ目イヌ科に近いです。*1

 

・真面目な解説

秘策メイジはテンポメイジの一種であり、基本はテンポを取りつつ戦います。

もう少し具体的な立ち回りを話すとミニオンを出す、呪文で相手のミニオンを倒す、盤面に自分のミニオンが残る、ミニオンで顔を殴る、これを繰り返すデッキです。

この従来のテンポメイジに対して似たようで少し違う、チャイナテンポメイジと呼ばれるデッキタイプが2016年7月頃(旧神環境後期)に流行しました。序盤こそテンポメイジの動きをするものの途中で盤面の構築を放棄して顔面に呪文を打ち、引いてきた火力で削り切るデッキタイプです。

 

このデッキについてはClownJPさんとnirikuさんがガイドを書いてくれているので気になったら読みましょう。

30分でわかるCNテンポメイジ – 26"

 

秘策メイジはこのチャイナテンポメイジに近いテンポメイジです。

つまりはテンポメイジなんだけども途中でテンポ放棄することがあります。

なんだけどもテンポ放棄のタイミングが早すぎてテンポ放棄メイジになってしまうと火力が伸びずに削りきれず負けてしまうのでテンポ放棄型テンポメイジくらいで考えましょう。*2

 

爆発のルーンのおかげである程度までは相手のヘルスが勝手に削れるので手札とデッキにある火力と相談して削りきれると思ったタイミングでテンポ放棄して火力を打ちましょう。

このタイミングをつかむのが一番大切ですが、ここは経験値を積むしかないので回しましょう。

常に自分の盤面の打点と手札の火力を計算し、それとデッキから何点引いてくれば勝てるのか考えておくと身につくのがはやくなると思います。

 

 

・ミラーイメージについて

このカードは色んな使い方があります。人類はまだこのカードの可能性を測りきれていない。

よくある使い方はミニオントレードをしたくない時に、自分のミニオンを守りながら不利トレードを回避する(もしくは有利トレードをする)ために打つパターンです。

後1回フェイスにアタック出来ればリーサルが見えるのに返しにトレードされてしまいそう、なんて時に持っていると崇めたくなります。*3

似たような例としては相手に武器で取られたくない時に使うとかあります。1マナでミニオンの出てこないウーズだと思うと弱い気がしますけどそういう選択も出来るカードだということを頭に入れておくことが大事です。

後はダメージレース気味になって1ターン差で先に削り切るための守りのカードとしても使えます。フリーズメイジっぽいですね。

盤面が不利すぎると使いにくくなるので基本的には序盤~中盤のテンポ放棄する前のタイミングで使いましょう。

 

・その他Tips

パイロブラストが有るときは相手のヘルスが10以下で10ターン目を迎えれば勝ちを意識すると良いです。ゴール地点が明確になるのでフェイスに行くかトレードするかの判断の目安になります。

○相手に使われたくない呪文があるとき、呪文相殺以外の秘策を貼っても防ぐことが出来る場合があります。自分が使われたくないならば相手としては通したい呪文なので1度ケア出来るならばケアをしてきます。そこでマナを使わせてマナが足りない状態に追い込めるなら別の秘策でも騙せたりします。

○マリガンする時に「秘策来いや!」って言って秘策引けるような人以外が使うとちょっとデッキパワーが下がります。運を鍛えましょう。自分くらいのレベルになると気合入れればマナワーム魔法学者キリントアの3セットが揃います。

 

終わり!

*1:この辺が気になる人は調べて見ましょう。イヌはネコの一部です。

*2:トゲアリトゲナシトゲトゲで例えるとトゲナシトゲトゲだと弱いけどトゲアリトゲナシトゲトゲだとトゲがあって強いみたいな感じ

*3:具体的すぎる例を出すと相手のヘルスが17、手札にファイボがあって自分の盤面に5/5が、相手の盤面にそれをトレード出来るカードがあるとして、その時に自分のターンで1回目のアタック+ミラーイメージ、相手のトレードをミラーイメージで防いで次のアタックを入れた後にヒロパとファイボの7点を出してリーサルとかそういうやつです。割とよくある。

復活します

皆さんお久しぶりです。ぼるです。

ハースストーンから離れていた間、ブログも書く事がなかったので更新停止していたのですが、11月頃に復帰してそろそろ書けることも出てきたのでブログも復活させることにします。まだ何を書くか決めてませんが。

 

ただ、昔よりは適当なことを書くと思います。許してください。

ガッツリした内容で書こうとすると結構労力使うんです。

 

というわけで今後もぼるs stone(仮)*1をよろしくお願いします。

 

*1:そろそろ仮タイトルやめたい

診断大会レポート

お久しぶりです。ぼるです。

 

今回はミーシャルさん(@meeeeem_watashi)主催の特殊ルール大会のレポートを書きたいと思います。

 

・概要

○診断メーカーを利用し、それに沿ったお題(制限)でデッキを組む

ex:偶数マナのみのローグ、人間禁止のウォーロック、漢字禁止のメイジ等

○スタンダードフォーマット、アジアサーバー

○Bo1のスイスドロー形式*1

○みんなで楽しくワイワイと!

 

ルールの詳細はミーシャルさんのブログ記事に載ってますのでそちらをどうぞ。

【皆で遊ぼう!第1回診断HS大会】 | ミーシャル・アーツ

 

 

1.デッキ制作編

自分が診断メーカーで引き当てたのは漢字禁止メイジでした。

メイジは全カードを持っているし、フリーズメイジの他大抵のデッキタイプを扱って来たので作りやすいんじゃないかなーって思ってました。思ってました(過去形)

このルールだとよくあることなのですが、実際にイメージしたデッキを組もうとすると思わぬところで使えないカードが出てきて手詰まりになることが多いです。自分もなりました

・漢字禁止メイジのここがヤバイ

①ドロー、リソース補給がほとんどない

始原の秘文、戦利品クレクレ君、初級エンジニア、コールドライトの託宣師、苦痛の侍祭、魔力なる知性、カバールの飛脚、カバル教団の魔道書

全部使えません!

使えるドロー系カードがブラッドメイジサルノスだけです。

待て待て待て。ドローがない時点でミッドレンジ系もコントロール系も組めないじゃねえか!じゃあアグロしかないのか・・・?

 

②優秀な小型ミニオンが少ない

魔法使いの弟子、おしゃべりな本、魔法学者、メディヴの従者といった1~2マナの優秀なカードが使えません。

マナワームとカルトのソーサラー、百歩譲ってキリントアのメイジです。

しかもキリントアのメイジに関して言えば3/4/3で秘策を0コスでセット出来るとは言え、入れることの出来る秘策がスペルベンダー、アイスバリア、アイスブロックと盤面に干渉出来るのが1枚しかないのでただのバニラです。

というわけでアグロも無理です。

 

で、自分が出した結論

インチキしたら勝てるんじゃね!?

というわけでデッキリスト

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漢字禁止メイジ、もといピタゴラスイッチメイジです。

 

制限付き大会ということでアラームロボが処理されない可能性が少し上がっているので序盤にアラームロボを出して、場合によってはスペルベンダーで守りつつ手札にあるデカイミニオンと入れ替えて無理矢理ボコボコにします。*2

3ターン目にアラームロボからイセラ、マリゴス、アレク、ケーアンあたりが出たら勝ちます。

バーンズからケーアンやアラームロボの連鎖コンボみたいなのも一応あります。

ちなみにアラームロボは効果が発動したら手札に戻るので2枚目の重いカードとの入れ替えを狙うことも出来ます。

仮に1体処理されてもそこにリソースを切りすぎた場合はアラームロボが処理できず、入れ替わって出てきたデカイミニオンで2段階攻撃出来ます。強い。

 

最初のドローがない、ミニオンがない、どうしようもない、という状態から脱却してピタゴラスイッチシステムを思いついた後は比較的スムーズにデッキが完成しました。

マリガンは適当にアラームロボやマナワームなんかを残します。

 

2.大会編

当日の参加人数はなんと155人!

この人数だとスイスドロー8ラウンドになるのですが、途中で進行が遅れてさすがにまずいのでは・・・・ということで6ラウンドで打ち切りになりました。

ここまで来るのは想定外ですし仕方ないですね。

 

ではここからは自分の対戦を振り返っていきます。

 

 

○ラウンド1

vs人間禁止ウォリアー

どうみても普通の挑発ウォリです。本当にありがとうございました。

絶対勝てねえわこれーーって思ったらまさかのピタゴラスイッチ連打。

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バーンズから出てきたアラームロボが生き残ってマリゴスと入れ替わるという2連鎖。

強い。

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その後手札に戻ってきたアラームロボからケーアンが出てきてダメ押し。

酷いゲームである。

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さらに手札に戻ってきたアラームロボから今度はイセラまで登場。

ここまで来るともはや芸術である。

 

というわけでこれだけインチキしたらそりゃあ勝てますよね。ってことで勝利。

相手の方からは「強すぎる。優勝出来ますよ。」と褒められました。

この動きが毎試合できたら優勝ですよねー。そりゃそうだ。

 

 

○ラウンド2

vs人間禁止パラディン

どうみても普通のマーロックパラディンです。本当にありがとうございました。

さすがに早めのデッキでは盤面が取られてアラームロボも起動しないので無理でした。

何も言うことはないです。負けました。

早くも優勝の可能性が消えました。1ラウンドの対戦相手の方に申し訳ない・・・。

 

 

○ラウンド3

vs6文字以下プリースト

クトゥーンプリースト

6文字以下って何が入ってんだよ!分かんねえ!

とりあえず密言での確定除去があるくらいは分かるけどどんなミニオンが入ってるか分からないからデッキタイプが予想出来ない。

2ターン目に樽投げおじさん(2/3/2、自分のミニオン1体を手札に戻す)が出てきて頭にはてなマークが浮かんでたらその後クトゥーンの信者達がゾロゾロと出てきてテンポ取られて普通に負けました。

あとはアラームロボを出したら終末予言者で返されて危うくマリゴスが落とされそうになったシーンがあったのが印象的でしたね・・・・。終末予言者で返されるっていうのを考えてなかったのでひやりとしました。

 

クトゥーンを強化するミニオンって以外と6文字以下のカード多いんですね。

相手のアイディアに脱帽です。

 

これは自分の推測ですが、この制限でもプリーストはヘルスが高いミニオンを出せて、尚且つヘルスを底上げしたり回復することで盤面が取りやすくなり、さらにルールの制限上ヘルスの高いミニオンを1枚で突破される確率が低いので生き残りやすくなると考えたのかなと。

自分がアラームロボでの「制限のせいで除去手段が少ないから発動するかも」と似たようなアプローチですね。プリーストの方が明らかに万能ですが。

面白い画像は特になかったので割愛。

 

 

○ラウンド4

vs男性禁止パラディン

ミッドレンジパラディン

またマーロックパラディンだったらどうしよう、とか思ってましたがマナワーム、マナワーム+ミラーイメージ、スペルベンダーとブン回ってそのまま殴りきってGGWP

制限とか関係なかった。ただのテンポメイジ。

面白い画像はなかったので割愛。

 

 

○ラウンド5

vs素数マナウォリアー

エレメンタルフェイスウォリアー

素数という制限が凄く苦しそうだなーって思ったらエレメンタルシナジーを利用しながら上手く武器を使ってフェイスを詰めて来ました。

ヘルスがかなり追い込まれた上、アラームロボでのインチキが出来なかったので苦しい状態になりながらもテンポプレイ気味に出したマリゴスをスペルベンダーで守るというファインプレーでギリギリ勝ち。

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入れてて良かったスペルベンダー。

結構知ってる人もいるかもしれませんが止めの一撃みたいな条件付きカードで、条件を満たしていなくてもスペルベンダーに当たって効果が発動します。

 

 

○ラウンド6

vs奇数マナドルイド

挑発ドルイド

奇数マナドルイドっていう縛りの時点で絶望である。

さすがに練気、繁茂が使えないのはかわいそう・・・・・。

それでも上手く奇数マナの挑発ミニオンを中心に守りを固めてきてうまいな、と思わされました。

しかしこちらにはアラームロボがあるわけで・・・

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どんなにデカイ挑発が出ようとマリゴスからのメテオでワンパンである。

メイジに待望の確定除去が!と騒がれていたがマリゴスを絡めると3体確定除去になる。OP。

この瞬間が一番楽しかった。ちなみに次のターンくらいにリーサル逃しました。楽しくなりすぎて脳みそもハッピーになってました。

でもさすがに勝ちました。この状況から負けることはないですね。

 

 

3.結果発表

というわけで4勝2敗でなんとか勝ち越すことが出来ました。

デッキを組み始めた当初は絶望してましたがアラームロボからのスイッチが決まるシーンが多く、なんというか運が良かったなぁ・・・という印象です。

順位は37位でした!

155人も参加者がいる中でこの順位はまあまあなんじゃないでしょうか。

 

何よりもピタゴラスイッチ出来て楽しかったので全て満足です!

 

 

この大人数を特殊ルールで運営するという大変な作業してくださったミーシャルさんを始めとした運営チームの皆さんに感謝です。

本当に凄く大変そうでした。

面白かったので次回があればまた参加したいですね!

 

では。

 

 

○おまけ

このルール、明らかに強いものと、そうでないものがあります。

しかし制限が厳しければ厳しいほどアイディアを出さないと勝てないので必然的になにかヤバイことを企むことになります。自分みたいに。

単に制限が緩く、強いデッキを組みやすいものを引いた人が連勝するのではなく、相手のデッキに何が入るのか、入らないのか予想すること、そして厳しい制限の中でいかにしてインチキを思いつくかが試されるので、アイディア次第では制限が厳しいデッキほど怖いかもしれません。

こう考えてみると「安定感がある強いデッキ」「明らかに弱いんだけども決まった瞬間ゲームが終わる意味不明なデッキ」と制限の格差を埋めるテクニックが試される面白さがありますね。

ラスカル鑑定団メンバーと練習試合した時も考えることはみんな同じでした。

 

 

 

では今度こそ。

 

 

おわりー

*1:参加人数が多すぎて長引いたためR6で打ち切りになりました

*2:自分はルールからアプローチすることが多いので制限付きルールということに目をつけて普通なら決まらないコンボも決まるのでは?って思いました。