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ぼるs stone (仮)

ハースストーンについて思ったことを書いていきます

先にドローするべきか?

考察 雑記

「出来る限り先にドローをする」

しばしばハースストーンをやっていると先ドローという言葉を聞くと思います。後ドローはプレイングミスの代表格みたいに言われてます。

実際、大きな大会等の配信を見ているとプレイヤーがドローを他のプレイの後に行った場合にやたらコメントで「先にドローしろ」というコメントが流れます。

じゃあ常に先にドローするべきかどうか、と言われると自分の答えはNOです。

先にドローした方が良い場合と、どちらでも良い場合、後からドローした方が良い場合の3パターンに分かれます。

それらを判別するためには「ドローを含めたRNGによってプレイが変わるかどうか」を考える必要があるのですが、先ドローを盲信する人たちにはこの部分が抜けているような気がするのでそのへんについて書いていきます。

※今回の記事は構築での話です。闘技場だと先ドローの優位性が高くなるので話が変わります。*1

 

 

 

目次

1.先ドローした方が良いとされる理由

2.先ドローした方が良い場合

3.どちらでも良い場合

4.後ドローした方が良い場合

5.まとめ

 

 

1.先ドローした方が良いとされる理由

先ドローをするべきなのは「ドローによってより良いカードを引き、プレイ出来る可能性がある」場合です。

つまり残りデッキの全てのカードと比較して、この場面に最も適切なプレイに必要なカードが既に手札にあるならばドローする順序は関係ありません。

ですがそれを判断することは簡単ではありません。

特に初心者であればどのカードを使うのが良いプレイなのか分からないため、とりあえず引いてから選択肢見て、吟味するという行動になりがちです。この習慣自体は悪くないのですが、先にドローをすることだけが一人歩きして先ドロー先ドローと言われるようになっている気がします。

まとめると「分かんないからとりあえず先にドローしとこ」っていう習慣が染み付いちゃった、って感じですね。

 

 

2.先ドローした方が良い場合

A:手札に解決できるカードが無い場合

ドローして探しに行くしかないのでまずドローしましょう。

例)相手のソーリサン皇帝を除去出来るカードが無いため、とりあえず魔力なる知性を使ってファイアボールか炎の大地のポータルが引けないかお祈りする

 

B:手札に解決できるカードはあるが、最適な解決策がデッキに残っている場合

ドローをする余裕があって、尚且つより良い解決策が引ける可能性があるならそっちを選んだ方が良いと思います。

例)相手のソーリサン皇帝を動物変身で除去出来るが、相手が強力な断末魔持ちミニオンを持っていることを想定しているので出来るなら動物変身は温存しておきたい。よって先にドローしてファイアボールを探しに行き、引けなかった場合は動物変身を使う

 

C:ドローによってはリーサルになる場合

当然ドローした場合に相手のミニオンを処理するマナが無くなって負ける等、その時々で条件は変わりますが、ドローしてリーサルになる可能性があれば狙う価値はあります。

例)相手の体力が6でデッキにファイアボールが残っている時

 

 

3.どちらでも良い場合

※ここでは「本当にどちらでも良い場合」と「期待値込みで計算すると先ドローor後ドローの方が良いけどもそれを試合中に判断するのが難しい場合」の2つをどちらでも良い場合とします。

 

A:手札に完璧な解答があり、プレイするカードも確定している時

デッキ内で一番良い解答を既に持っているなら先にドローしてもそれより良い選択肢が出来上がるわけがないのでどちらでも良いです。ただし、後述しますが自分はこの場合は後ドローした方が良いと思っています。

例)ミッドレンジシャーマンがヘルス4以下のミニオンを7体並べてきていて、自分の手札にフレイムストライクと魔力なる知性がある時、魔力なる知性とフレイムストライクを両方プレイすることが確定で、尚且つフレイムストライクより良い選択肢がデッキ内に存在しないなら先にドローしてもプレイに変化が起きません

 

B:RNG要素を持つカードをプレイする時

結局はドローは残ったデッキからランダムにカードを引いてくる動作なのでRNGの一種です。なので魔力の矢、シルヴァナス、精神支配技師、ワタリガラスの偶像等、RNG要素を含んだカードがある場合はRNGを先に解決するという点においてはどちらを先に行っても変わらない場合があります。*2

例)盤面に自分のフレイムウェイカー、相手に複数のミニオンがいてうち1体はヘルスが7、自分の手札にはファイアボールと魔力なる知性がある。魔力なる知性を先に打つとフレイムウェイカーの2点の当たる場所によっては相手にヘルス6以上のミニオンが存在しなくなり、ファイアボールで1点分損してしまう。ドローによってファイアボールより良いカードを引いてきたなら先にドローをした方が良かったということになる

 

C:ドローの中身が確定している時

当然ですがドローの中身が確定していて自分の記憶が正しいならどっからプレイしても関係ありません。一応勘違いが起きた場合のためにも先にドローした方が安全ではあります。

例)相手のヘルスが残り9、手札にファイアボールと魔力なる知性があり、残り2枚のデッキにフロストボルトが1枚入っていることが確定している時、順番に関わらず必ずリーサルになるのでどちらでも良い

 

 

4.後ドローした方が良い場合

A:ドローより大きく働くRNGがある場合

前述の通りドローは一種のRNGなので他にRNGがあればそちらを先に処理し、その後ドローするかどうかを含めて検討すべき場合があります。また、ドローによって消費されるマナコストによって最適なプレイを取れなくなる可能性がある場合は後ドローの方が良いです。

 

例)シルヴァナスで相手のグロマッシュに攻撃、1/2の確率でグロマッシュを奪うことができ、グロマッシュを奪えた場合は手札にある突撃持ちミニオンを出してリーサルになる。手札にはキュレーターといったドローカードもあるが、ドローをした場合は突撃ミニオンを出すマナが無くなるため、シルヴァナスのRNGを先に見なければリーサルを逃す可能性がある

 

B:ドロー時の副作用により手札に元々あった最適なプレイが出来なくなる可能性がある場合

ドローと同時に起きる別の効果によって最適なプレイを取れなくなる可能性がある場合も後ドローの方が良いです。ドローと同時に他の効果をもたらすカードとしてはアジュアドレイク、祓い清め等があります。

例)自分の盤面にフレイムウェイカー、相手の盤面に苦痛の侍祭がいて、相手の手札は8枚。自分の手札にはアジュアドレイクと魔力の炸裂がある。ここでアジュアドレイクを出してから魔力の炸裂を苦痛の侍祭に打つと呪文ダメージ上昇のせいで一撃で倒してしまうため、相手の手札を10枚にして手札を燃やすことが出来ない。しかし魔力の炸裂を先に打つと2点しか入らないため、一撃で倒すことができず、2枚ドローをさせることが出来、次の相手のターンのドローしたカードは燃えることになる

*3

 

C:相手にプレイングミスだと思わせたい場合

どちらでも良い場合のAの時、個人的には後ドローの方が良いと書いたのはこれです。

自分から見るとどちらでも良いのでなんともないのですが、相手からはプレイングミスのように見えます。先ドロー、後ドローはプレイングミスの中でも目立ちやすいため、相手に下手なプレイをしたという印象を植え付けることが出来ます。

例)大会中等で、どちらでも良い場合が発生した時に、後ドローをすることによって下手な人間だと思わせることによって今後のターン、あるいは次の試合以降に相手が甘えたプレイをしてくれる可能性を上げる

*4

 

 

5.まとめ

ここまで色々書きましたが先ドローした方が良い場合の方が多いです。

ただ、そのほとんどは手札に最適解が無いのでドローで選択肢を増やしてから考えようというパターンです。

ドローする時にきちんと選択肢を増やす必要性があるかどうか考えてからプレイしているなら後からドローしてもプレイングミスでは無い可能性が高いです。

つまり「先ドロー」をむやみに叫び続けてると「行き当たりばったりでプレイしてるからとりあえず選択肢増やしたいんだなー」と思われます。カッコ悪いです。

気をつけましょう。

自分は先ドローした方が良い場合に後ドローしてしまうことが多々あります。カッコ悪いです。

気をつけます。

 

おわり

*1:闘技場では自分のデッキを完全に把握するのが難しく、デッキ全体の最適解が手札にあるかどうかの判断がほぼ不可能であるため、選択肢を増やしてから考えた方が良い場合が多いです。

*2:正確に言えば期待値込みでどちらが先が良いか判断するのが非常に難しいため、どちらでも良いと感じることがあります。例えばズーで闇の売人を使うかヒーローパワーでドローするか悩んだ時はデッキ内に議員やナイフジャグラーがあれば先にドローした方が良い場合が多いです。

*3:相手のデッキタイプによっては手札を燃やすのが有効ではない場合もありますが、ここは相手がマロパラ等、特定のカードが燃えると勝ち筋が無くなるデッキだったということにします。

*4:相手が弱いって分かってると雑なプレイになる可能性が若干上がると思ってるんですが、これを主張しても誰にも受け入れられません。残念です。