ぼるs stone (仮)

ハースストーンについて思ったことを書いていきます

ガイド~ドラゴンドルイド~

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今回はドラゴンドルイドのミニガイドを書きます。

特別このデッキで何か良い戦績が出たとかではないのですが、色んな方向にデッキを変えることが出来て尚且つそこそこ強いので紹介という形にします。

マッチアップについてはアグロシャーマン、ズー、ドラウォリに対して有利で、ミッドレンジシャーマン、テンポメイジ、ハンターには不利です。

環境次第では戦えるデッキ、といったところでしょうか。

 

・経緯

そもそも何故ドラゴンでドルイドなの?ドラゴンシナジーのある他のヒーローじゃダメなの?という疑問が沸いてくると思うので経緯を説明します。

まず、このデッキはs27で使用した「暴走コドー早出しシステム」を搭載したクトゥーンドルイドがベースになっています。

s27レジェンド到達クトゥーンドルイド - ぼるs stone (仮)

このシステムを利用して一時はレジェンド41位まで上がったのですが、その後ドラウォリの登場等によってアタック3のミニオンが増えてコドーが機能しなくなりました。

そこで7月くらいから「ブラックウィングの変性者」を利用して3点ダメージを与え、コドーの変わりにするドラゴンドルイドの開発をしていたのですが、ドルイドに相性の良いドラゴンが少なく、安定感に欠けたため失敗に終わりました。

しかし、カラザンリリースで「ブック・ワーム」が登場、アタック3のミニオンを倒すことができ、尚且つ自分自身がドラゴンのためシナジーを維持しやすいということでこれはいけるのでは・・・?と思い構築をスタート。

つまり、元々はドラゴンデッキではなくて「練気や繁茂によって早めに相手の小型ミニオンを破壊する効果を持つ中型ミニオンを出すドルイドのデッキ」であってそれが偶然ドラゴンだった、というだけです。

 

・プレイング

マリガン前に2パターンの戦い方からどちらを狙うか選択をします。

 

1.マナ加速を絡めてブック・ワームやブラックウィングの変性者を早めに出して盤面を取る

2.序盤からブラックウィングの技術者等の高スタッツのミニオンを出してトレードにより盤面の有利を保ちつつ、ブック・ワームやブラックウィングの変性者に繋ぐ

 

基本的には1を狙いますが、マリガン前に低コストのミニオンがあったり、後攻で繁茂と3マナミニオンがあったりした場合は2を狙います。

1は息切れしにくいのですが、序盤は一方的に殴られるため手札が噛み合わないとすぐに負けてしまいます。

2は序盤から手札をどんどん切るため、ドローを上手く引けないと途中で息切れしてしまい、削り切る前に逆転される可能性があります。

どちらのプランを取った場合でも中盤までに盤面を取り、その後大型ミニオンで早めに勝負をつけてしまうのが良いでしょう。長引くとドラゴンシナジーが噛み合わない状態になってしまい、息切れを起こします。

 

・各カード解説

 

○ブック・ワーム

このデッキのキーカード。練気を使って早めに出して一方的に処理、その後はトレードで小型を倒して3:1交換くらいの仕事をしてくれます。ただし、機能しない相手にはとことん機能しません。

ドラゴンなのでトワイライトの守護者やブラックウィングの変性者との相性も良いです。

 

○ブラックウィングの変性者

ブック・ワームと同様にキーカード。同じような役割ですがどちらかというとこちらはより攻撃的で、色んな使い方の出来るカードです。

ただしヘルスが低いのでブック・ワームほどのトレード性能はありません。

 

○ネザースパイトの歴史家

最初期には入っていなかったものの、途中から評価を大きく上げたり下げたりしてこのデッキを迷走させたキーカード。序盤に出すカードでは無く、中盤以降にドラゴンシナジーを切らさないためにドラゴンを持ってくるという使い方をすることが多いです。

また、ワタリガラスの偶像と一緒に採用することでデッキ外からコンボを発掘することができ、オニクシア+獰猛な咆哮、マリゴス+生きている根+月の炎等、全く別のデッキのような勝ち筋を作ることが出来ます。対コントロールにおいてはブランと組み合わせて強力なカードを2枚持ってきて強引に押し切ることも出来ます。

そういった点で強いカードではあるのですが、出す状況は中盤のドラゴンシナジーが切れる少し手前の段階くらいのタイミングしかなく、あまりにも状況が絞られるため使いにくいです。序盤に出すと低スタッツが足を引っ張り、終盤戦は手札にドラゴンがなくて雄叫びが機能しない、難しいカードです。

 

○ブラックウィングの技術者

序盤に出すと2:1交換が出来て強いのですが、このデッキのコンセプトの中型サイズのミニオンの早出しを阻害するカードなのであまり良いカードではないです。しかし序盤に練気を引けなければ即負けのような構築をするわけにはいかないので仕方なく採用。

 

○ダーナサスの志願兵

同上の理由で採用。ブランと組み合わせて使うコンボはやはり強いです。

 

○戦の古代樹、炎の王ラグナロス

このデッキは中盤に盤面を取ることが出来るのですがその後ダメージを与える速度があまりにも遅いため、削りきる前に息切れを起こすことが多々ありました。それを解消すべく早く削るためのカードとしてこれらのカードを採用しました。

戦の古代樹は他のミニオンがトレードをせずにフェイスに行きやすくする役目を、ラグナロスは単純なダメージとして使います。

 

○ハリソン・ジョーンズ

メタカードなので環境に合わせて入れるかどうか決めます。

このリストの時はアグロシャーマンが大量発生していたので入れました。

 

ワタリガラスの偶像

採用しても良いカード。

何度もリストを変更しましたが何度も採用したり不採用になったりと難しいカードです。ネザースパイトを2枚にするとデッキ外からのコンボが決まりやすく、面白いデッキになります。

 

○チルモー

採用しても良いカード。

主にミッドレンジシャーマンやズー相手に壊滅的な被害を与えることができ、1枚でゲームを決めることの出来る優秀なAOEつき挑発ドラゴン。

しかし倒されるのは大抵相手のターン中なので相手が対処の手順を間違えなければAOEで壊滅した後再展開してくるため、不利な状態を五分に戻す止まりになりがちです。

メタによっては採用するかどうか決めるカードになりそうです。

 

○希望の終焉ヨグ=サロン

採用しても良いカード。

入れ得なカードですがあまりにも呪文を使う時と使わない時で差がありすぎて困るので抜きました。

強いカードなのでスペースがあれば入れたいところです。

 

○古代地の番人

採用しても良いカード。

マナ加速をしてブック・ワームやブラックウィングの変性者に繋ぐというコンセプトに沿ったカードです。

ブラックウィングの技術者を出して序盤から盤面を取る構想を考えると外れるのですが、より尖ったデッキにするならこちらを採用してとにかく早く5,6マナへというデッキにした方が良いでしょう。

 

○デスウィング、イセラ、マリゴス

入らなかった大型ドラゴン。

このデッキにおいてデスウィングを出さなければいけない状態=デスウィングを出しても負ける状態なので不採用。ドラウォリと違ってトップから引いたカードで削りきれるほど相手を序盤から追い込めないので盤面をリセットしたところで勝ち筋が残っていません。

イセラに関しては出してもただ手札に強いカードが来るだけで「それがどうしたの?」って感じになったのでやめました。弱いカードではないのでネザースパイトから取ってくることは頻繁にあります。

マリゴスは生きている根を2枚採用した形で試したのですが「マリゴスドルイドで良いのでは・・・?」って感じになったのでやめました。相手が対処出来ないと分かっている時や、ワタリガラスから月の炎をとってきてネザースパイトの歴史家からの大ダメージを狙う、といった使い方はアリです。

 

 

・その他、アレンジの可能性

このリストから少し変えただけで全く別のデッキになる、不思議なデッキです。

自分がテストした中ではチルモー、ワタリガラス2枚、ネザースパイト2枚にした形が面白い動きをしていました。

色んなデッキを使って遊んでみたいという人は試してみてください。もしかするとものすごく強くなるかもしれません。

まだまだ今後このデッキは進化して、いつかTier2くらいまで登ると信じています。

本当は自分がレジェンドランクで上位を取って報告したかったのですが難しそうなので諦めて皆さんに託します。

 

念のため言っておきますがランクを上げたい、強くなりたい人は真似しないでくださいね!あくまでも面白くてそれなりに強いデッキなので、ランク上げたいならTier1のデッキを使ってください。

 

 

 

 

おーわり。