ぼるs stone (仮)

ハースストーンについて思ったことを書いていきます

今日から始める次拡張への準備(無課金~微課金向け)

どうも、実質無課金プレイヤーぼるです。*1

 

自分はハースストーンは1度ある程度の資産が貯まれば拡張が出ても課金無しで続けられるゲームだと思っています。

家庭用ゲーム機でよくあるタイプの買い切り型ゲームですね。

ただし、多少のコツというかがあって、上手く掴めないと資産不足にハマってしまう可能性があります。

 

というわけで今回は次の拡張に向けて準備をしよう!をテーマに自分の拡張ごとの資産の回し方を紹介します。

 

あくまでも「資産不足になるのだけは絶対に嫌だ!」って人向けなので一部のハースストーンの楽しみを失ってしまうかもしれません。その一部で資産が減った分は課金等で補えば良いと思います。

一番重要なのは楽しむことですからね。

 

 

 

目次

1.ゴールデンカードを作らない

2.ヒロイック酒場に踊らされない

3.闘技場にはまらない

4.クエストと3勝ボーナスを活用する

5.次の拡張までにどれくらいゴールドを貯められるのか

6.魔素(ダスト)を活用する

おまけ.ぼるさんの成果報告

 

 

 

1.ゴールデンカードを作らない

はい来ましたー!ここで離脱する人がたくさん出ますねー。

ですが、カードは使えたらそれで良いので効率良く資産を確保したいならゴールデンカードを作るのはオススメ出来ません。というか明確に効率が落ちます。

さらに言えばノーマルカードでデッキに必要な枚数が揃っている時にゴールデンが当たった場合は砕いてダストにしましょう。*2

レア以上のゴールデンカードであれば同じレアリティのカードを1枚作ることが出来るのでとりあえず砕きましょう。

ただし、ノーマルカードが足りていない場合やナーフの可能性があるカードは温存しておくことをオススメします。*3

後は愛着があってどうしてもゴールデンにしたい!って時はたまにはやっても良いんじゃないかなぁ・・・とか思います。

ちなみに自分が持っている基本カード以外でのゴールデンはカバル教団の魔道書1枚のみです。ノーマルで1枚当たって2枚目が当たらなくてゴールデンが手に入ったのでそのまま使ってるだけです。

 

 

2.ヒロイック酒場に踊らされない

おい!先週言えよ!って思った皆さん。すみませんでした。

本当はこの記事をもう少し前に書く予定だったんですけどサボってたらヒロイック酒場で盛り上がってて水を差すのもなぁ・・・って思って終わるまで待ちました。

ともかく、ヒロイック酒場は損する確率の方が圧倒的に高いのでやめた方が良いです。

お祭りに参加する、実力を試してみるという理由で1回やってみるとかならともかく、意地になると酷い目に合います。

参考はこちら

ヒロイック酒場の喧嘩をやってみた - ぼるs stone (仮)

 

 

3.闘技場にはまらない

闘技場(アリーナ)は楽しいと思いますが、平均で6~7勝をキープしなければゴールドの収支で損をし、パックやダストを考えても5勝くらいは必要なので資産を貯める上ではオススメ出来ません。*4

平均で6勝以上なら毎月発表されるアリーナランキングに乗るレベルの強さですし、求められるハードルはレジェンド到達より遥かに高いです。

逆に言えばそれくらいの実力があれば回し続ければ無限に資産が増えます。最強です。

ランク戦とは違った楽しさがありますが、資産をキープするならあまりやらないほうが良いです。たまにラダーに疲れて気分転換に・・・とかなら良さそうです。 

 

 

4.クエストと3勝ボーナスを活用する

最重要項目の1つですね。

 

先に3勝ボーナスについて簡単に。

知っている人も多いと思いますがハースストーンはランク戦やカジュアルモード、酒場の喧嘩で3勝すると10G貰え、一日合計100Gまで貰えます。

毎日30勝・・・・はさすがに時間的に無理なので回してるうちに勝手に貰えるくらいのイメージで良いと思います。

例外的に酒場の喧嘩で短時間で終わって勝ちやすいモードが出たら100G稼ぎにいくという方法もあります。

 

次にクエストについて。

ハースストーンは1日1回クエストが追加され、クリアすると40~100Gの報酬がもらえます。後は特殊ですがクラシックパックが貰えるクエストや他のプレイヤーからのおすそ分けで80Gが貰える時もあります。

そして1日1回だけクエストを変更することが出来ます。

だいたい50Gくらいが平均値なので、基本は50G出来れば60G以上を狙って40Gのクエストを消化しないようにクエスト変更を駆使して行きましょう。

ただし、クエストがいっぱいになってしまうと確実に40G以上損するので埋まってしまうくらいなら消化しましょう。時間がない場合や達成困難なクエストで埋まる時は40Gでも消化しやすいものをさっさと済ませてしまいましょう。

 

最も達成しやすいのは「XXをn回使用する」パターンです。

例えば「獣ミニオンを20体召喚する」「メイジのカードを50回使用する」といったものですね。

これらは使いたいカードをコストの低い順に適当にぶち込んだデッキをカジュアルモードに持ち込んでひたすらカードを使い続けてれば数試合で終わります。

まあ適当に作ったデッキなので負けることも多いですがクエストのためです。一応3勝ボーナスに近づく分、勝った方が良いのですがそこらへんは仕方ないです。

*5

 

 

5.次の拡張までにどれくらいゴールドを貯められるのか

本日のメインです。

まず、大前提として拡張実装直後にゴールドを使い切った後はパックを買わないこととします。途中でなんとなくパックを開けるとかしてたら資産不足になります

 

4.で書いた項目からざっくり計算してみましょう。

まず、ハースストーンは1年間で3回の拡張パックの追加があります。*6

つまり4ヶ月分計算してしまえば良いわけです。

 

○1ヶ月あたり

クエスト:50G×30日=1500G

3勝ボーナス:0~3000G(個人差めちゃくちゃアリ)

カジュアルユーザーで1日6試合プレイして勝率50%なら300G。

レジェンド常連の人や、初レジェを目指してチャレンジしている人なら1ヶ月に300勝くらいはすると思うので1000Gくらいですね。

大雑把に見積もって1ヶ月あたり2000G程度としましょう。

 

というわけで1回の拡張ごとに8000Gくらい貯まると分かりました。

80パックは買えるわけですが、最低でもレジェンド2枚、平均して3~4枚程度は期待出来ます。

様々な場所で話題になっている救済タイマーによりレジェンドカードが出ないとパックを開けるごとに確率が上がって40パック目で100%になるというアレですね。ただ、40パックの救済が発動する前に確率上昇中に当たることもあるので平均すると80パックで3~4枚当たると考えても良さそうです。*7

 

後は重複したカードやゴールデンカードを砕いて手に入れたダストで必要なカードだけクラフトしたらTier上位のデッキがいくつか作れます。

作るデッキによってかかるコストが全く違う上にパック運にもよるのでここら辺は割愛します。後で自分の場合を書きます。

 

 

6.魔素(ダスト)を活用する

日本語では魔素と書いてありますがみんなダストと呼ぶのでダストと書きます。

基本的に余ったダストは「持っているカードだけだと作れないが、作りたいデッキにどうしても必要なカードを作るため」に使います。

拡張パックが実装された直後に大量にパック開封するとかなりのダストが貯まるのでそれをやりくりしながら次の拡張パックまでの間に新しいデッキを作っていくことになります。

追加でパックを買うよりも拡張パックで大量に開封して余った分をこういうところでピンポイントで活用した方が安上がりです。

今だったら旧神のささやき、ガジェッツアンのカードが必要になった時にクラフトするのが妥当なところだと思います。

 

 

 

おまけ.ぼるさんの成果報告

じゃあ実践してるお前の結果を聞こうじゃないかと言われるだろうということでスクリーンショットを漁りながらゴールドとダストの変移を見てみます。

日付がところどころ飛んでるのはスクリーンショットに上手く移ってるものがなくて仕方なく、っていう感じですね。

 

※まとめようとしたら思った以上に長かったので先に結論をいいます

ガジェッツアン直後:0G+6600ダスト

ウンゴロ直前:10700G+130ダスト

ウンゴロ直後:0G+7600ダスト

5月上旬現在:2650G+4300ダスト

 

まずは12月、ガジェッツアン実装後

 

12月上旬

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実装直後にクソデッキを思いついて作った後のスクショ。弱かった。

この時点でのダストは6560なのでパックを開封してからあまりカードを作ってないことが想像出来ます。

 

12月中旬

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レジェンド777位記念。25Gですね。

(多分これ実装で大量にゴールド使った後に手に入ったゴールドもパックに使ったってことだろうけどまだ2週間だから仕方ないね)

 

 

というわけで12月の拡張直後の資産は

ゴールドほぼ無し、ダスト6500くらいということになりました。

 

 

次に3月末~4月初旬、ウンゴロ実装直前

 

3月中旬

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路上のトリックスター入りトーテムシャーマンを作った時。

路上のトリックスター入り呪術医型トーテムシャーマン - ぼるs stone (仮)

なんてこったいダストが残り130しか無い!

6000以上のダストがこの4ヶ月で消え去ったことになりますね。

前述の通りダストを切り崩しながらデッキを作っていっているということが分かります。*8

 

4月初旬、ウンゴロ実装直前

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ラスカル鑑定団のネタデッカー部門所属のdoshimoさんと隠蔽のスタン落ちに関して話しているところ。酷い。

この時のゴールドは10685。ヤバイ。

12月、1月と月末含めてレジェ帯で勝てて楽しくなってめっちゃ回してました。

そのおかげか1日100Gもらったりしてかなり増えてます。後はこの頃やたらフレンドから80Gの恵みをもらいました。ありがたや・・・。

 

というわけでウンゴロ実装直前の資産は

ゴールド10700くらい、ダストほぼ無し

 

さてウンゴロ実装後

 

実装直後

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クエストでターンスキップするフリーズメイジを思いついたので思わず作ってしまった。弱かった。

ダストがアホみたいに増えてますね。7600です。

当然ですがゴールドはほぼ0です。全部パックに使いました。

スクショ貼るまでも無いですね。

 

というわけでウンゴロ実装直後の資産

ゴールドほぼ0、ダスト7600。

 

 

そして5月9日現在ログインして確認したら

2650G、4300ダストでした。

で、今デッキどれくらい作れるの?というお話になりますが・・・・

TempoStorm#27 4月27日で掲載されているTierランキング上位10デッキ

海賊ウォリ、挑発ウォリ、クエストローグ、ミラクルローグ、ミッドパラ、アグロパラ、アグロドル、翡翠ドル、フリーズメイジ、ミッドハンター

これらのうちクエストローグとミラクルローグ以外全て揃っています。

ローグ2デッキは今回の拡張で追加されたレジェ2種が両方とも持っていなくてまだ組めませんが、3200ダストあれば作れるのでいつでも作れるという状況です。

Tierランキングで上から10デッキのうち8デッキ使えたら十分と言えるんじゃないでしょうか。

 

 

 

というわけでいかがでしたか?

資産をきちんと管理して(色々な誘惑に負け無ければ)備えていれば拡張パックが追加されても安心です。

これはあくまでも最低限、ランク戦や大会に出られるだけの資産を維持する方法なので色々と妥協しないといけません。

ゴールデンカード作ったり、ヒロイック酒場したりするなら課金は必須です。

ハースストーンは無課金でも楽しめます。でも豪遊したいなら課金しましょう!

 

 

おわり!

 

 

 

 

*1:賞金で稼いだ分を7割くらい課金に当ててるので実質無課金というかお金貰ってます。時給換算すると10円以下ですが。

*2:レジェ以外なら2枚揃っている時、レジェなら1枚持っている時に追加でゴールデンを引いた、って意味ですね。

*3:ナーフされるかどうかは読みやすいカードもあれば読みにくいカードもあるのでなんとも言えませんが、ダストが余っている時は少し様子見が無難でしょう

*4:後はランク戦をやり込むと時間が足りなくなるのでアリーナが出来ないというのもあります

*5:ただし、ウォーロックのクラスカードだけで組むとほとんどズーみたいなデッキが出来上がるので割と勝てます

*6:前年は1回のアドベンチャーが挟んで2回の拡張でしたが、今年は3回の拡張パックとのアナウンスがありました。

*7:前世から徳を積んで日頃からボランティアに勤しんでいるぼるさんは80パック開けたらレジェンド6枚くらいでます。運が悪い人は2枚しか当たりませんが心を穏やかにしていきましょう。

*8:記憶にある限りだとパッチーズとかアヤとかその辺はクラフトしてます。他にもたくさんあると思いますが覚えてないですね。

2017年4月シーズン振り返り

なんか先月のシーズン振り返りは書き忘れました。ぼるです。

今回は自分のことだけなので割とどうでも良いので読まなくても良いと思います。

ぼるさんのファンは読んでも良いと思います。

 

目次

1.メタの変動と使用デッキについて

2.レジェンド到達デッキ

3.月末について

4.反省文

5.今後のこと

 

 

 

1.メタの変動と使用デッキについて

まず、自分はウンゴロ実装前の予想として序盤のトップメタは海賊ウォリ、翡翠ドル、エレメンタルシャーマンになると思ってました。

理由としては全く新しいデッキはリストがまとまるまでに時間がかかり、その間は不安定、未完成なリストが出回るのでデッキパワーが落ちてしまい、既存のデッキタイプに勝てないだろうという予想でした。*1

また、明らかにデッキを作りやすいタイプはリストが固まるまでが早いのでそういったデッキタイプも序盤は猛威を振るうだろうと予想してました。*2

しばらく経つとリストが磨かれて本当に強いデッキが上位に来るはずで、それまでの間は強くなくても完成度の高いデッキの方が良いだろうと考え、エレメンタルシャーマンを使ってました。

*3

 

って思ってました。思ってました。

そしたら初日からクエストローグとか2日後にはフリーズメイジが復活したりとか思った以上に早くリストが研磨されてメタについていけずオワーーーーって感じでしたね。

(パックで当たったのも含めて)資産的組みやすかったのはアグロドルイド、フリーズメイジ、挑発ウォリあたりだったのでその辺を主に使ってましたね。

後はクエストメイジが楽しすぎたのでそれもかなり使ってました。

その後発見メイジ(コントロールメイジ)がメタゲームに絡んで来たのでそっちを使うようになりました。

メタ的にはミッドレンジパラディンが強くなってきた頃で、メイジとともに秘策を貼るデッキが増えたためしばしば秘策を喰らうもの出されてキレてました。

まあそれでも使い続けたのですが・・・・。

 

ちなみにレジェンド到達後はNAサーバーで色々試したんですが、だいたいカニに食うか食われるか秘策を食うか食われるかで終わりました。

ちなみに今朝アグロドルイドを回したらマーロックを食われた上に海賊出しておまけで出てきたパッチーズの海賊2枚セットで両方ともカニに食われました。3回食われました。

 

NAでは空き時間にスマホでちょっとだけしか回してなかったんですがやたら勝率がよかったのか最高ランク2まで到達しました。

戦績付けてなかったのが悔やまれる・・・・。

 

 

 

2.レジェンド到達デッキ

前述の通りコントロールメイジを使い続けてレジェヒットしました。

【デッキガイド】レジェンド1位到達のb787選手によるコントロールメイジ(発見メイジ)デッキガイド - ハースストーンデッキ検索|HearthGamers

リストはb7君から教えてもらって使ってたら普通に勝率62%でレジェヒットしました。ランク2の途中くらいまではずっと勝率75%超えてたんですがさすがに足止めくらって下がりました。

デッキリストと解説についてはb7君本人がレジェ1位とってハスゲにガイドが乗ったのでそれを貼り付けておきます。

自分の使ってたリストはエリーズが入ってなくてカバールの飛脚が2枚のリストでしたね。最初はおしゃべりな本が入ってたんですがマーロックパラディン含めてアグロデッキが増えたので火山ポーション入れたリストに変えました。

まあともかく強かったです。秘策を喰われなければ。

 

 

3.月末について

ちょっと忙しかったり、なんやかんやあったり、レジェの人数がやたら多かったりでレジェヒットした時は5000位くらいだったのに少し負け越したら8000位くらいまで下がってやる気を失い、その後ほとんど回してないのに12000位くらいまで落ちました。

最終日とか1,2時間放置したら100位くらい落ちてて、「あーみんな初レジェ目指して頑張ってるんだろうなぁ・・・」って暖かい目で見てました。

 

 

4.反省文

明らかに下手になりました。

12~1月にかけて2桁で回してた時に比べて1ターンあたりの思考量が減ってることに最近気がつきました。

気がついたきっかけはラスカル鑑定団メンバーで通話しながら対戦してる時のさりげないチンピラさんの一言だったりします。チンピラさんありがとう・・・・。

この思考量の話は結構昔にブログに書いた記事とかなり似てました。ていうかあの時の予想があってました。

レジェンド上位、レジェンド到達者、レジェンド未到達者の違い - ぼるs stone (仮)

12月、1月の時はこのレジェンド上位の人たちのプレイが出来ていたはずなんですが、気が付くと出来なくなってました。

怠慢ですかね。理由は分かりませんが下手になったのは事実です。

当時はアグロシャーマンがやたら強かったから上位に行けたというのもありますが、ミラーゲームでも相当勝ち越していたのでデッキパワーだけを理由にするのは不自然で、そうなるとやはりプレイングなのかなと。

レジェンドになるだけなら算数出来なくてもマッチアップごとの動き方だけ覚えてれば出来てしまうのでそこに甘えていたのかもしれません。*4

ちゃんと考えてプレイする癖をつけます。

反省します。

 

 

5.今後のこと

最近少し忙しくなったりなんやかんやあったりで時間が足りないこともないけども前ほどは取れないみたいな感じになってます。

書きたい記事:3つ

やりたいこと(HS関連):3つ

やりたいこと(HS以外):2つ

やらないと死ぬこと:10個くらい

 

というわけで今までみたいにいくかどうか分からないんですがそれなりにやっていきます。

期待せず次回をお待ちください。

 

 

おわり!

*1:クラーケン年の最初に関してはフリーズメイジ等の既存のデッキタイプが上位にいました。

*2:同様にクラーケン年の最初はクトゥーンドルイド、ンゾスパラディンが上位にいました。

*3:クラーケン年では初期に上位だったデッキがどんどん脱落し、その後新しく出てきたデッキタイプに上位に奪われました。後から出てきたデッキとして具体例をあげるとウォーゲンOTKウォリ、ドラウォリ、トークドルイド、チャイナテンポメイジ等。逆に奪われた側のデッキは前の注釈に出てきたデッキに加えてテンポウォリ等

*4:さすがに算数・・・は言い過ぎかもしれませんが、マッチアップごとの動き方が分かっていれば大きなミスを連発しない限りは勝ち越せます。トレードの仕方間違ったり、ドロー順が違ったり、リーサルを逃したりが多少あってもレジェンドになれます。レジェンドになれない人はマッチアップの理解が進んでいないか、レジェンドになれるほどの試合数を回してないかどっちかだと思います。

ウンゴロ環境におけるフリーズメイジの変貌を追う

どうも、新環境のメタについていけてないぼるです。

 

今回はまたまたフリーズメイジについてです。

多くのプレイヤーが新環境のスタンダードでフリーズメイジは消えると思い、さらには公式からもフリーズメイジはワイルド行き宣言を受けたわけですが、何事もなかったようにウンゴロリリースから数日でトップメタに戻ってきました。

その後もリストが細かく変わりつつ常にトップメタを走っているわけですが、そのリストの変貌を追ってみることにします。

 

と、その前にスタンダードから落ちた主なカードについて少し解説を。

・アイスランス

言うまでもないキーカードですね。フロストボルトと組み合わせてバーストダメージを狙えます。去年10月くらいからはコボルトと合わせて更に火力を上げてOTKするためのキーパーツとして機能していました。

公式から「フリーズメイジが常に環境にいたのでスタンダードから追放するためにアイスランスを落とした」(意訳)とまで言わしめたほど。

・忘れられた松明

一昨年の2月頃からミッドレンジ系のデッキに対してスピードで勝つためにアントニダスに変わって採用され始めたカード。

特徴は序盤に除去として使っても中盤以降に火力として戻ってくるため、除去にカードを使いすぎて削りきれないといった状況が減ります。

また、ミッドレンジ系のデッキに対してダメージレースで勝ちきるためのキーカードになります。

・ソーリサン皇帝

中盤以降に出すことでOTKするために火力を圧縮する他、手札を多く溜め込むフリーズメイジと単に相性が良いことで採用され続けたカード。

去年10月以降のコボルト型が流行してからはOTKパーツを圧縮する重要な役割を担っていたキーカードでもあります。

 

 

ではこれを踏まえて日付順にリストを見てみます。

 

4月8日*1

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おそらく最初に出回ったであろうリスト。

スタンダードから約2日で完成という驚くべき早さです。

このリストは魔法学者によって秘策を確実に手札に入れること、メディヴの従者による3点ダメージとミニオントレードによって序盤の除去性能を上げています。*2

フロストボルトを切ることなく序盤を乗り切れるのは後半の火力にも繋がります。

そういった点で忘れられた松明の代役を魔法学者とメディヴの従者が担っています。

 

Thijs式カラザンフリーズメイジ紹介 - ぼるs stone (仮)

自分が最初にこのリストを見た印象は「カラザンのThijs式のアレと同じだな」でした。

このリストでも同じ理論で作られていますが、Thijs式と比べて魔法学者がある分序盤に安定感があります。もちろんスタン落ちしたアイスランスのせいで火力は落ちていますが。

回してみてもその感想は同じで、なかなかの勝率を出せていましたし、理にかなった構築だと感心しました。

ただし、このリストの致命的な欠点としてアントニダスからファイアボールを2枚以上作れないというものがあります。*3

 

 

4月12日

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ウンゴロで追加された始原の秘紋を利用して火力の補填やアントニダスの種を増やすことを意識したリストですね。

序盤の除去は魔法学者のミニオントレードと火山ポーションに依存していて初期リストに比べて安定感に欠ける印象です。

自分はこのリストを見た印象では「なんかすごくスパムの匂いがするけど結果出してるから文句言えない」という感じです。

少し回しましたが火山ポーションがハンター以外に刺さりにくい上、序盤のトレード性能の低さから火山ポーションが引けなかった場合に何もできずに削られるのでやめました。

ハンターしかいない異世界であればフリーズメイジの中では最も強いリストかもしれません。

 

 

4月12日

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前述のリストを回して序盤の弱さを感じた結果、自分流にアレンジしたデッキリストです。

しばらく回してみてかなりの手応えを感じており、2つのリストの良いところを取ったような感覚でした。

結果を出してからドヤ顔でブログやTwitterに上げようと思ってました。思っていました。(過去形)

 

 

4月13日

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前の項で過去形であることを強調したのは即座に1枚違いのリストで結果を出したリストがリツイートで回って来たからです。

フレイムストライク→パイロブラストとなっていて、ミニオン処理よりも火力を重視しています。

4月中旬から開催されている大型大会、Japan Majorでもこの形、またはこれに近い形が多く採用されていました。

現環境における完成形に限りなく近いものと言えると思います。

 

 

4月20日

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世界一のフリーズメイジ使い、Laughingが数日間の研究の結果、現在のベスト形と言ったリストです。*4

本人曰くパイロ2枚は試していないそうですが、Laughing神がベストというのならこの形がベストなのでしょう。

始原の秘紋が入ったことで過剰ドローの可能性が上がっているのでドロー系ミニオンは1枚減らしても良いという判断だと思います。

ここまで来るとリストの大きな変化もなく、固まったと言ってもいいでしょう。

 

 

番外編

17日くらいからはフリーズメイジミラーやミッドレンジパラディン、ローグやプリーストの泥棒対策として秘策を喰らうものを採用した形も見られるようになりました。

ランク戦で有効とは思えないのですが一定数存在しているのでマッチアップの偏りによっては勝率が上がるのかもしれません。

大会においては3タテしやすいフリーズメイジを狙いうちするためにフリーズメイジを持ち込み、ミラーゲームで秘策を喰らうものを使って勝利することも考えられます。

ミッドレンジパラディンにもある程度有効なので大会向けのテックカードとして採用する価値は高そうです。

その場合はどこにメタを貼るのかによりますが、フレイムストライクやパイロブラスト、アイスバリア等が抜ける候補になると思います。

 

 

 

・ざっくりした今回のまとめ

なんだかんだ言ってフリーズメイジは生き残るもんですね。

今後メタによって追い出される可能性は大いにありますが環境次第ではトップTierのデッキに対するカウンターとして戻ってくるでしょう。

その時にどういうリストになっているかは分かりませんが、化石デッキなのでどうせ数枚入れ替わっただけなんじゃないかと勝手に予想してます。

ともかく現環境で十分に強いデッキ、Tier2相当のデッキであることは間違いないのでこの機会に新しくなったフリーズメイジを使ってみてはどうでしょう。

 

おわり!

*1:日付に関しては全てahirunさん(@_ahirun)のツイートを参照しています。時差などの影響で若干のズレがあるかもしれません。いつもahirunさんありがとうございます。

*2:魔法学者はサーチドローで標準スタッツと素晴らしい性能なのですが、マッドサイエンティストとかいうサーチしてそのまま貼り付けてしまうぶっ壊れカードと比較してしまうので強すぎるようには思えないのが悲しいです。

*3:後攻であれば最大3枚まで作れますが運次第。また、生き残れば複数枚手に入りますがそもそもファイアボールを大量生産しないといけないマッチアップでは相手が確定除去を持っていることが多いのであまり意味がないです。

*4:Laughing:海外の配信者。フリーズメイジばかり使っていて、世界一のフリーズメイジ使いは?と問われるとほとんどの人が挙げるであろう誰もが認めるフリーズメイジプロ。Laughingにかかれば3:7の不利マッチは五分のマッチになるらしい。